GIII初Vを狙う小原佑太
立川競輪場の「第14回施設整備等協賛競輪in立川 競輪データならBetimo杯(GIII)」が11月12~15日の日程で開催される。小倉GI競輪祭の出場メンバーは不在だが、実力接近したスリリングな優勝争いになりそう。競輪一本にしぼって徐々に結果が出始めた小原佑太率いる北日本勢がシリーズの一大勢力。神田紘輔、山口富生や太田竜馬ら強敵を高橋築、大矢崇弘の地元・東京勢が一丸となって迎え撃つ。
小原佑太が競輪選手として着実に力を蓄えている。ナショナルチームを引退して、今年からは競輪一本にしぼった。なかなか思うような結果を残せていなかったが、9月別府では5カ月ぶりの決勝に進んだ。「今は寬仁親王牌に向けてやっている」と話す中で、小原らしいスピードレースを展開していた。北日本勢は佐々木雄一に佐藤和也、星野洋輝、菊地圭尚ら小原を援護する追い込み陣も豊富。小原を先頭に決勝でも強固なラインを形成したい。
中近勢には実力者がそろう
メンバー屈指の競走得点を誇る神田紘輔は虎視眈々(たんたん)とGIII初優勝を狙っている。今年はFIの準優勝が4度と決勝で勝ち切れていないが、マークの決まり手は9月立川決勝の一度だけ。1着まで届いていないだけで、随所で鋭い切れを見せている。近畿勢には伊藤信、岸田剛の自力型に中井太祐、山本伸一や椎木尾拓哉と実力者がずらり。大挙して決勝進出を目指す。吉田有希―山口富生―岡本総の中部トリオも強力だ。今期から中部勢の仲間入りを果たした吉田は9月岐阜GIIIで3度の2連対。最終日は打鐘過ぎから一気にカマして三谷将太の猛追を振り切るなど状態は上向いている。ベテラン山口富生も鋭い差し脚は健在。久々のGIII制覇でS級最年長優勝記録を塗り替えるチャンスだ。
太田竜馬は9月別府で今年初優勝を飾った。決勝は外田心斗の番手回りで展開も味方したが、練習やセッティングを見直した成果で動きも良かった。自力に番手回りと柔軟に運べる久米康平や後ろを固める香川雄介、三宅達也の追い込み陣も力がある。侮れない戦力は整っている。
高橋築が好相性の
地元戦で奮起
迎え撃つ関東勢は高橋築、大矢崇弘の地元コンビが軸になる。高橋は立川と抜群の相性を誇る。GIII「鳳凰賞典レース」では23、25年と2度の決勝に勝ち上がり、24年9月にはFI優勝の実績もある。敗者戦とはいえ8月松山GIオールスター、9月富山GII共同通信社杯で1勝ずつ挙げるなど優勝を狙える状態にはある。大矢は夏場にいい状態をキープしていただけに、9月四日市で落車の影響が気がかり。しっかり立て直して地元GIIIを迎えたい。篠田幸希や橋本壮史、安倍大成ら機動型の活躍が関東勢浮沈の鍵を握る。九州勢には鋭いタテ攻撃が持ち味の野田源一や自力好調な立部楓真がいる。まくり足を兼備する松坂洋平は南関の機動型が手薄な不利をどう克服するかに注目したい。





