たちかわ競輪 開設69周年記念 鳳凰賞典レース(スマホ)

記念注目選手
【提供:日刊プロスポーツ新聞社】

新生S級S班
3名が激突!!

郡司 浩平(神奈川・99期)

平原 康多(埼玉・87期)

清水 裕友(山口・105期)

 21年のグレードレース開幕戦。S班3名をはじめ、豪華メンバーが新春開催を盛り上げる。主役の座に最も近いのは郡司浩平だろう。11月競輪祭でGⅠ初制覇。年間を通して高いパフォーマンスを発揮した。2年連続のS班として迎える21年はさらなる高みを目指す。昨年の当地記念は準決勝で落車失格しているだけに、同じ舞台できっちりリベンジを果たしてスタートダッシュを決めよう。神奈川同士の内藤秀久は20年のビッグレースで2度の優出。追い込みとしてランクを上げた。連係実績豊富な郡司を援護してマッチレースに持ち込む。
 関東勢はS班の平原康多に地元の鈴木竜士、鈴木庸之、坂井洋ら充実の布陣。平原は度重なる落車に苦しみながらも高いレベルで安定していた。競輪祭は準Vと調子は上向き。関東の若手機動型がそろっている今シリーズは番手戦が多くなりそう。3年ぶり3度目の当地記念制覇へ集中力を研ぎ澄ませる。鈴木竜は20年5月に茨城から東京に移籍。10月京王閣記念は準決勝で敗退しているだけに、移籍後2度目となる地元記念は結果がほしい。攻め口は多彩で自力、番手のどちらも強い。鈴木庸は競輪祭でGⅠ初優出。腰椎ヘルニア手術から見事に復活を果たした。坂井はビッグ戦線でも存在感を高めている。今期はS級1班に初昇格。積極駆けでラインを引っ張る。
 清水裕友は鳳凰賞典3連覇に挑む。20年は2月全日本選抜で待望のGⅠ初優勝。その後は少しリズムを崩した時期もあったが、ここに来て復調している。冬場の重いバンクは得意にしており、強豪相手にパワー全開だ。しぶとい桑原大志が同県の後輩に食い下がる。
 菅田壱道に成田和也、大森慶一の北日本勢も強力。菅田はタイトルに手が届く位置まできている。スピードの切れ、立ち回りの上手さで他地区に抵抗する。成田は10月京王閣で2年ぶりのグレードレース優出。好調時の切れが戻ってきた。大森は目標不発でも突っ込めている。
 当地でのグランプリ優勝経験がある村上義弘に椎木尾拓哉の近畿勢や小川真太郎、松岡貴久の動向も見逃せない。

郡司 浩平(神奈川・99期)

平原 康多(埼玉・87期)

清水 裕友(山口・105期)




主な地元
出場選手

■鈴木 竜士(東京・107期)
茨城籍の時から地元地区での開催っていう意識は特になくて、他の競輪場と変わらない気持ちで走っていた。でも立川記念は年始一発目の記念だから、走りたいと前から思っていた。21年の目標はS班になること。競輪祭が終わってから1日考えて、あらためてそこを目指したいなと。そのためにも年明けの立川記念は大事だから、結果を出せるように頑張りたい。

■河村 雅章(東京・92期)
立川記念を走らないと新年を迎えた感じがしない。20年は決勝3着で少しずつ優勝に近づいている。目標は優勝、最低でも決勝には乗りたい。

■山崎 充央(東京・79期)
21年はS級1班を目指して頑張ります。立川記念は4年連続になるので自分の持てるすべてをかけて走り、最高の結果を出したいと思います。

■高橋 築(東京・109期)
新年一発目の地元の大事な大会なので、そこに向けてしっかり練習、調整をしていきます。決勝に乗れるように頑張りたいと思います。

河合 佑弥 (負傷欠場)(東京・113期)
21年はGIでしっかりと戦える選手にならないと。20年の立川記念では準決で4着だったから、21年はそれ以上の成績。目標は決勝ですね。



記者
推奨選手

■鹿内 翔(青森・95期)
11月の競輪祭は補充ながら初のGⅠ出場。結果は残せなかったが、貴重な経験を積んだ。シャープな差し脚が武器で展開不問で突っ込んでくることも多い。長い直線の当地は脚質に合っている。

■古川 尚耶(栃木・92期)
10月当地FIでは2勝をマーク。追い込みに転向して成績の安定感が増した。今期はデビュー15年目で初のS級1班昇格を果たした。GIII参戦は3カ月ぶり。さらに飛躍するためにも大事なシリーズになる。

■寺沼 将彦(東京・111期)
寺沼3兄弟の長男がいよいよS級デビューを迎える。弟2人のデビューと結婚を機に意識が変わり、急激に力をつけた。力試しのシリーズになるが、仕掛けどころを熟知している地元でしっかり見せ場は作る。



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【提供:日刊プロスポーツ新聞社】