たちかわ競輪 開設73周年記念 鳳凰賞典レース(スマホ)

記念注目選手

新春恒例の一番に強豪が集結!!

平原 康多(埼玉・87期)

山口 拳矢(岐阜・117期)

吉田 拓矢(茨城・107期)

北井 佑季(神奈川・119期)

郡司 浩平(神奈川・99期)

清水 裕友(山口・105期)

 恒例の新春開催に戻った立川記念。25年最初のグレードレースとなるだけに絶対に見逃せない。V争いの中心は郡司浩平、北井佑季の神奈川の新S班コンビだろう。両者は数えきれないほど連係を重ねていて、24年のそれぞれのGⅠ優勝はその連係から実現したものだ。北井に競輪界ナンバーワンの先行型として恐れられた時の勢いがない近況なのは気掛かりながら、グランプリに向けて究極に仕上げてくるはず。状態を維持して乗り込んでくれば、先手を奪って別線完封する走りが見込める。そうなれば番手有力な郡司浩平には負けられないレースとなる。24年は2月の全日本選抜で優勝して早々にグランプリ出場の権利を手にしたが、高松宮記念杯からビッグを5大会連続で優参するなど、その後もモチベーションを落とすことなく1年を戦い抜いた。新年も最初から優勝という結果を出して乗っていく。
 当所での過去の実績を考えれば清水裕友を主役に期待しても良さそう。清水も24年は1月の大宮記念の優勝から飛ばしに飛ばして2年連続のグランプリ出場を早々と確定的なものにした。後半戦はやや不本意な競走も見られたが、得意としている冬場は信頼性が大きく増す。しかも立川記念は過去に連続優勝もあったほどの大会だ。好機にパワフルな自力攻撃を決めてのV奪取も十分だし、先行意欲旺盛な取鳥雄吾の存在も頼もしい。取鳥とは連係が多いのみならず、清水はほとんどのレースで1着を取っているくらいの相性の良さを誇る。ここも取鳥との連係が叶えばさらに勝機は膨らむ。桑原大志は清水の動きに食い下がっていくのみだ。
 平原康多をどう評価するか。ダービー初制覇で、郡司とともにS班復帰を決めた24年だったが、終盤は落車続きだったのは不安材料だ。神奈川勢や清水と同じくグランプリを目標に調子を上げてこれれば、ダービー決勝でも目標にした吉田拓矢や菊池岳仁ら目標はしっかりしているのでチャンスはありそう。また、関東では高橋築、鈴木玄人、大矢崇弘、武田亮らそろった地元勢の奮起も見ものとなりそう。
 荒井崇博もV候補の一角を占める。24年もビッグ戦線で存在感を発揮。競輪祭では2年ぶりのGⅠ決勝の舞台にも上がった。ここは後藤大輝が九州ラインを力強くけん引していきそうだし、連係実績がある中国勢もいて条件は悪くない。自慢の差し脚を伸ばしてくるシーンも。
 藤井侑吾、山口拳矢の中部コンビも注目だろう。藤井のド迫力の先行は今やV争いの行方も左右しそうなレベル。12月大垣記念でも藤井の番手を回って1着を取った山口の出番は十分ありそう。2年連続のS班はかなわなかったが、もちろん、本来の自力自在戦でもVを狙える。ここから巻き返しの1年を始めたい。
 競輪祭の優参で古豪健在を印象付けた村上博幸の存在も気になる。

平原 康多(埼玉・87期)

山口 拳矢(岐阜・117期)

吉田 拓矢(茨城・107期)

北井 佑季(神奈川・119期)

郡司 浩平(神奈川・99期)

清水 裕友(山口・105期)




主な地元出場選手

■高橋築(東京・109期)
23 年9月の当所72 周年記念では決勝に乗っているし、24 年も当所は3回走って9月のFⅠでは優勝している地元の代表格。番手のレースが増えたが、自力の脚も健在。毎レース、与えられたポジションでベストを尽くす。

■長谷川飛向(東京・121期)
順調に出世街道を歩む地元期待のレーサー。24 年後期は優勝を連発と勢いに乗ってのS級挑戦だけに楽しみだ。先行を基本に、流れで総力戦もと諦めない走り、師匠の河村雅章とともに参加するホーム記念を沸かせる。



記者推奨選手

■木暮安由(群馬・92期)
10 月京王閣記念で約1年半ぶりの記念優参。11 月防府ではV奪取と怪我の影響を乗り越えて存在感を取り戻した。いざとなれば自力を出すくらいの気持ちもあるし、ここも自分の持ち場で最高の仕事をしてみせる。

■松崎広太(茨城・123期)
24 年後期のA級戦では11月末までの時点で4連覇を含む7Vをマーク。強靭な地脚を武器に快進撃を続けてきた注目の気鋭がいよいよS級の舞台へ上がってきた。臆することなく実力を発揮できれば大物食いも。



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